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イチきな日記
2匹のパピヨン(イチロー&きなこ) と  パパ、ママ、Y君、Mちゃん の日々のあれやこれや
10才、イチローの歯(覚え書き)

イチローの歯科検診(抜歯後の状態確認)へ行ってきました。

イチローの歯科検診

病理検査の結果、口内腫瘍らしきものは「反応性増生骨」だったそうです。

抜歯のあともきれいで、ボール遊び、歯磨きの OK をいただきました。



イチローの腫瘍は 悪性腫瘍(メラノーマ)ではありませんでした。

*「メラノーマ」は 悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんの一種で、進行が 非常に速く、
 再発や肺転移の起こりやすい、もっとも凶悪な皮膚がんです。



「最悪の場合(メラノーマ)も 考えておいてくださいね」

「メラノーマは転移が早いので、転移を防ぐために、
 場合に寄っては 腫瘍をとるために 上顎ごと切除をしなくてはならないかもしれません。
 その場合、大学病院での手術となります」 by 院長先生




そっか、、、、最悪の場合だったら、、、
治療法は 外科手術、放射線療法、代替療法、温熱療法、、、どうしようかな。。。。

余命は 半年〜一年とのこと。
う〜ん、
QOLの向上維持(quality of life、幸福な生活)第一にして、
治療法を選択することになるだろうなあ。
残された少ない時間、負担をできるだけ軽くして、
いつも通りに生活することを選択するだろうなあ。


抗がん治療については 父と弟にも相談にのってもらおう。
(わんことヒトと違うだろうけれど、父と弟は医者なので、
 抗がん治療については(薬とか患者への負担とか)ワタシより詳しい、、、と思う)。

メラノーマは肺に転移することが多いらしい。
肺に転移すると 水がたまると、かなり苦しいらしい。。。
「安楽死」も頭の片隅に入れておいた方がいいのかもしれない。。。。
(ここも父と弟と相談することになるだろうなあ)。

犬を飼い始めると同時に
お別れ(死)がいつか必ず来ることを 常に頭に入れておいているけれど、
こころの準備もしておかなくちゃいけないかもしれない。。。。


「多分、「反応性増生骨」だと思うよ〜。
 でも、黒くないメラノーマもあるから、、、、病理検査の結果待ちだね〜」
 by セカンド・オピニオンの獣医さん の言葉にちょっと救われたりもしたけれど。



病理検査の結果が出るまでの20日間、いろいろなことを考えながら過ごしていました。



今回、イチローはメラノーマではなかったけれど、

メラノーマと診断されたわんこもいっぱいいるでしょう。
外科手術(上顎切除)をしたわんこもいっぱいいるでしょう。
抗がん治療を続けているわんこもいっぱいいるでしょう。
亡くなったわんこもいっぱいいるでしょう。

闘病しているわんこ そして その飼い主さんが
闘病しながらも 穏やかに充実した日々を過ごすことができるように祈らずにはおれません。
神様、お願いします。





*病理組織検査結果

(組織所見)
送付組織の遠心根では、歯槽骨の頬側において硬組織からなる腫瘤が形成されています。
腫瘤は緻密な増生骨から形成されています。腫瘤を構成する細胞の大部分は壊死しており、核が観察可能な部位では、これらの細胞に異型性は認められません。また、腫瘤は顎骨へなだらかに移行しています。本標本上マージン(ー)です。
遠心根部に付着する歯槽骨の骨髄組織には、繊維組織の増生が認められます。これを構成する線維芽細胞は異型性(±)であり、核分裂像は認められません。線維組織内のコラーゲンは少量であり、新生血管が中程度認められます。
炎症細胞の浸潤は認められません。同部位の骨組織は走行が乱れ、太さにむらのある梁状骨から構成されています。
根尖部付近では、一部の領域にセメント質・象牙質の欠損が生じており、同部位には充填材が認められます。口蓋根・頬側根の歯髄腔内には充填材が観察されます。歯や歯周組織には形態学的異常所見は認められません。

(コメント)
腫瘤は緻密な増生骨からなり、先ずは「反応性増生骨」の可能性を考えます。
また、付近の歯槽骨において見られる線維芽細胞の増生や骨の乱れに関しても、何らかの原因による骨と傷害と再生像の可能性が考えられます。上記二つの病変は、互いに関連している脱灰操作にお時間をいただきました。


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